映画【牛の鈴音】を観てきた。http://www.cine.co.jp/ushinosuzuoto/
山間の農村に暮らす老夫婦と、共に30年間働いてきた老牛の姿を追ったドキュメンタリー映画。
寡黙で頑固者の爺さんと、文句ばかり言っている婆さん。
足の不自由な爺さんを助け働いてきた牛。
爺さんも牛も老いぼれて、歩くのがやっとと言う状態。そんな爺さんと老いぼれ牛の世話は苦痛だと婆さんは文句ばかり言っている。
ある日獣医から「この牛はもう1年持たない」と告げられる。
周りの農家は、農業機械を導入し農薬を使い効率よく営農していくが、爺さんはそんな気は無い。
「牛のえさの毒になるから」と農薬も化学肥料も使わない。
その事について婆さんは「機械を入れたり農薬を使えばもっと楽になるのに」と文句タラタラ。
家を出て行った子供たちは、「牛など売っぱらって隠居しろ」と勧めるが、そんな気がない爺さんは、牛と毎日よたよたと畑に出かけていく。
やがて、牛は立てなくなり日に日に衰弱していく。
爺さんは、鼻輪と鈴を外してやる。そして牛は力なく目を閉じて終わりを迎える。
文句ばかり言っていた婆さんは「お前は国で一番の牛だったよ。自分が居なくなっても困らないほどの薪を運んでくれた。天国に行くんだよ。」と労いの言葉を掛ける。
カメラは、うず高く積まれた大量の薪を映し出す。(この場面で号泣)
やせ細った牛は、重機によって土を掛けられて埋葬される。
爺さんと婆さんはいつまでもそこを離れない。
手に持った形見の鈴がいつまでも鳴っている。チリーンチリーン そして静かに消えていく。
最後は号泣だった。嗚咽が漏れるほど。
明かりが点いてもしばらくは、恥ずかしくて席を立てなかった。
農耕牛の平均寿命は15年程度らしいがこの牛は40年生きた。
足の不自由な爺さんを助けて死ぬ直前まで働き続けた。
これは一人と一頭の絆のなしえた奇跡なのかもしれない。
こうして書いていても涙がにじむ。
山間の農村に暮らす老夫婦と、共に30年間働いてきた老牛の姿を追ったドキュメンタリー映画。
寡黙で頑固者の爺さんと、文句ばかり言っている婆さん。
足の不自由な爺さんを助け働いてきた牛。
爺さんも牛も老いぼれて、歩くのがやっとと言う状態。そんな爺さんと老いぼれ牛の世話は苦痛だと婆さんは文句ばかり言っている。
ある日獣医から「この牛はもう1年持たない」と告げられる。
周りの農家は、農業機械を導入し農薬を使い効率よく営農していくが、爺さんはそんな気は無い。
「牛のえさの毒になるから」と農薬も化学肥料も使わない。
その事について婆さんは「機械を入れたり農薬を使えばもっと楽になるのに」と文句タラタラ。
家を出て行った子供たちは、「牛など売っぱらって隠居しろ」と勧めるが、そんな気がない爺さんは、牛と毎日よたよたと畑に出かけていく。
やがて、牛は立てなくなり日に日に衰弱していく。
爺さんは、鼻輪と鈴を外してやる。そして牛は力なく目を閉じて終わりを迎える。
文句ばかり言っていた婆さんは「お前は国で一番の牛だったよ。自分が居なくなっても困らないほどの薪を運んでくれた。天国に行くんだよ。」と労いの言葉を掛ける。
カメラは、うず高く積まれた大量の薪を映し出す。(この場面で号泣)
やせ細った牛は、重機によって土を掛けられて埋葬される。
爺さんと婆さんはいつまでもそこを離れない。
手に持った形見の鈴がいつまでも鳴っている。チリーンチリーン そして静かに消えていく。
最後は号泣だった。嗚咽が漏れるほど。
明かりが点いてもしばらくは、恥ずかしくて席を立てなかった。
農耕牛の平均寿命は15年程度らしいがこの牛は40年生きた。
足の不自由な爺さんを助けて死ぬ直前まで働き続けた。
これは一人と一頭の絆のなしえた奇跡なのかもしれない。
こうして書いていても涙がにじむ。
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