涙。

2010年2月24日 日常 コメント (2)
朝の混雑が一段落したころ、目の前の券売(目の前と言っても50m程離れているけどね)の女の子がやって来て、「5人組位のグループ来ませんでしたか?」と、立ち番のマッキーに訊ねてきた。
マッキーは、「そんな奴らばっかりだからな~」と、相手にしないでいた。
それでもそこら辺をうろうろしているので、オイラがどうしたのか聞いたところ、どうやらそのお客さんに間違ったレシートを渡してしまったらしく、社員のY君に探して来る様に言われたらしい。
結構時間が経っているので、もうこんな所にいない事くらいY君も解っているはずだ。
オイラは、ピンと来た。
恐らくミスが多いと思われるこの子に、お灸をすえて居るんだなと。

何だか可哀想に成って来たので、「ミスは誰でもしてしまうから気にしなくていい。でも同じ間違いを2度したらダメだぞ」となだめてやった。
しばらくして内線でY君から「その子に帰って来る様に伝えて下さい」と連絡が入る。
「帰って来いって」と伝えると、「帰りたくない」と言って彼女の眼から涙が溢れ出した。
この子の張りつめていた何かが堰を切って流れ出て来たんだろう。
ティッシュを渡して、「ちゃんと謝ればY君だって許してくれるから、帰んな」と、背中を押してやった。
彼女は、重い足取りで帰って行った。

午後に成って、また彼女が訪ねてきた。
「さっきはありがとう、許してくれた」と言った。
オイラは、「別に俺は何もしてないよ」と言うと、「でも、ありがとう」と言って帰って行った。
感謝される様な事をした覚えは無いのにな~。


コメント

yasai
2010年2月24日23:39

今日のも読ませますね

とんば
2010年2月25日0:14

いやいや、それほどでも・・・。
先生程では有りません。