出勤前に。
ナイター勤務の出勤前に山に行って来た。

場所は、【守門の大岳】。
近くに行っても、山頂付近は雲の中なので、ギリギリまで【大原スキー場】にしようか迷う。
でも予報では回復傾向なので、ハンドルを切って登山口の二分にむかう。
車道の除雪のドン詰りの駐車スペースに車を止め、居合せた地元のおっちゃんと会話する。
平日だから一人旅と思っていたら、もう一人やって来る。
「何処に行くんですか」と聞かれた。
「大岳です。」と答える。「ここからだとそこしか行くところ無いだろう」と、内心思うがそそくさと準備をして出発。
メジャーなコースなので、しっかりと踏み跡が有る。
スノーシューの跡はスキーでも歩きやすいので、有り難くトレースを頂戴する。

だらだらと距離と高度を稼ぎ、1時間半ほどで【保久礼の小屋】に着く。
屋根の上に3メートル程雪が積もっている。
いつもの事ながら、雪の多さに感心する。
さてここからが本格的な登り。
登りはトレースを使わせて貰えるから良いものの、下りはとても快適には降りて来れそうもない。
このところの気温の高さで、新雪が溶けて水気を含んだ重い雪。これが2~3日前なら快適だっただろう。

高度を上げて、森林限界を抜けて【不動平】付近から雪質が良く成る。
時折ガスが掛かるので、方向と高度を注意しながら進む。
なんせこの山は、日本海からもろに吹きつける風で、大規模な雪尾が発達するので、平らな山頂部なので、何処で止めるか見極めが大切なのだ。
実際、今回も山頂の鐘をぶら下げてある支柱を発見したから良いものの、見付けなければもっと進んで、完全に雪尾の上って事に成っただろう。危ない危ない。

ヘルメットを被り滑降開始。
大斜面なのに、リカバリーしやすい様にショートターンで刻んで滑る。
後続者に、「あまり上まで行かない様に」とおせっかいな注意をし、滑る。
林の中まで下って来ると、やはり難しい雪質で快適ではない。
小屋まで下って昼食。
あとは、だらだらと来た道をたどり、往復5時間の山旅を終える。
相変わらず、苦労した割に、みかえりの少ない山だ。

帰宅後、スキーの滑走面のクリーニングとワックスかけをして、ナイター勤務に出勤。

コメント

yasai
2010年2月24日8:13

自分の足で登った分だけスキーで滑るなんて羨ましい。僕は18歳のころに乗鞍で一回経験したきりです、40年は前の事ですね

とんば
2010年2月24日22:12

リフトを使って滑れば、何本も滑れますが、この非効率的なスタイルが気に入っています。
充実感っとでも言いましょうか・・・。