ふらっとBook Offに寄ったらこの本を見付けた。
大工道具である鑿や鉋 鋸、その他の職人さん達が使う道具を造る鍛冶職人を紹介している。
オイラも、高校を卒業後、東京葛飾柴又の宮大工に弟子入りした。
身体を壊して、1年半程で辞めてしまったが、道具の手入れから始まって、色んな事を叩き込まれた。
現場では、そうでもなかったが、工場での材料の加工の時は休む暇などなかった。
今でこそ、部材の加工は、プレカットの下請けに依頼する大工さんが多いが、当時、もっとも専門の特殊な大工なので、使う材料も高価なものが多いので、荒仕事以外はほぼ手作業での加工だった。
オイラも、道具を一通りそろえて、ローンで支払っていた。
部材の刻みに入ると、兎に角引っ切り無しに鑿を研いだ。
それも、仕事時間に研ぎに行くと「こら!お前!道具の手入れをするために給料払ってんじゃねーぞ。そんなの休み時間に済ませとけ!」と、どやされた。当たり前の話だが、小僧にそんな頭は回らなかった。
宮大工は道具に凝る。
先輩方も、親方も、値段を聴くとびっくりする様な道具を使ってた。
綺麗に手入れされた道具は、素人目にも美しかった。
親方は、「道具も腕のうちだ。お前も良い職人に成る為には、道具を見る目を養え」と口癖のように言われた。
この本の中には、当時親方や先輩が使っていた鑿や鋸や鉋を造った職人さんも載っていた。
物を造る為に使う道具を造る職人さんの物作りへの拘りを、興味深く見た。
今でこそ、違う仕事をしてはいるが、あの短かった修行時代は、今のオイラの核と成っている。
大工道具である鑿や鉋 鋸、その他の職人さん達が使う道具を造る鍛冶職人を紹介している。
オイラも、高校を卒業後、東京葛飾柴又の宮大工に弟子入りした。
身体を壊して、1年半程で辞めてしまったが、道具の手入れから始まって、色んな事を叩き込まれた。
現場では、そうでもなかったが、工場での材料の加工の時は休む暇などなかった。
今でこそ、部材の加工は、プレカットの下請けに依頼する大工さんが多いが、当時、もっとも専門の特殊な大工なので、使う材料も高価なものが多いので、荒仕事以外はほぼ手作業での加工だった。
オイラも、道具を一通りそろえて、ローンで支払っていた。
部材の刻みに入ると、兎に角引っ切り無しに鑿を研いだ。
それも、仕事時間に研ぎに行くと「こら!お前!道具の手入れをするために給料払ってんじゃねーぞ。そんなの休み時間に済ませとけ!」と、どやされた。当たり前の話だが、小僧にそんな頭は回らなかった。
宮大工は道具に凝る。
先輩方も、親方も、値段を聴くとびっくりする様な道具を使ってた。
綺麗に手入れされた道具は、素人目にも美しかった。
親方は、「道具も腕のうちだ。お前も良い職人に成る為には、道具を見る目を養え」と口癖のように言われた。
この本の中には、当時親方や先輩が使っていた鑿や鋸や鉋を造った職人さんも載っていた。
物を造る為に使う道具を造る職人さんの物作りへの拘りを、興味深く見た。
今でこそ、違う仕事をしてはいるが、あの短かった修行時代は、今のオイラの核と成っている。
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