昨夜までの風雨も嘘のように通り過ぎ、すっごいいい天気。
いよいよ登山マラソン当日。
別に気負う必要もなく、普段どうりに、ちょっと走りに行って来るかって感じで家を出る。
受付を済ませ、顔なじみのスキー場のスタッフと世間話。
いつもの事だが、UPしている人達がみんな速く見えてしまい、自分は場違いな場所にいるような気持ちに成る。
なんだか落ち着かないふあふあした気分でスタートを待つ。

今回の出場者は268名。
年々わずかづつ増えているようで、中にはこの世界では名の知れたランナーの姿も見え、近頃のトレールランニング人気のほどをうかがえる。

さてスタート。
オイラは、それほど勝負にこだわって無いので、後方からのスタート。
でも、余りの遅さに我慢できなくなり集団を抜け出しハイペースで、目標になる選手を探す。
ビレッジエリアに入ると、集団もバラけだし、同じくらいの走力の塊が出来る。
その中で、抜きつ抜かれつの駆け引きが始まる。

どうも、今回は休養の成果が表れ体が軽く、少々飛ばし過ぎた。
そのつけがマウントエリアに入ってから現われて、いきなり訪れる一番の急こう配の場所で、石ころにつまずいた拍子にふくらはぎが痙攣を起こし筋肉が固まってしまった。
早くも、「歩かない」とゆう当初の目標が達成できなく成ってしまい、精神的に“切れてしまった”。
この場所、他の選手の方もほとんど歩いて登っており、あー俺だけが辛い訳では無いんだと思ったら気が楽に成り、時折やって来る痙攣を、ごまかしごまかし早足で登る。

一度歩き出すとなかなか走る事は出来ない。
後ろから迫ってくる選手の息づかいと足音に焦りながら、どうにも成らない自分の不甲斐なさ。
考えるのは、「もー絶対こんな大会出ね〜。」
挫けそうになると緩やかな場所に出て、また走り始め、調子に乗って来ると痙攣がやって来て、また歩いてしまう繰り返し。
そんな事を繰り返して、ゴール。
最後のスパートで完全に両足が攣ってしまい動けなくなる。
仕方がないので、しばらくその場でストレッチ。
しばらくして何とか動ける様になり、係の方に完走証を貰いに行く。

結果は、268人中88番 タイムは1:26:05。

昨年より、10分以上早いし100位以内にも入る事は出来たが、素直に喜べない。
こわばった筋肉をほぐす為に、今登って来たコースを走って降りて来た。(溜まった乳酸は、適度の運動で消費してやった方が、後で楽。)

歯を食いしばり、息を荒げた後続の選手達とすれ違う度に、言い知れぬ感動を覚え、心のこわばりもほぐれてしまった。
みんな、いろんな思いで必死に成って登っているんだなー。

のど元過ぎればで、また走りたくなった。
今度は、浦佐山岳耐久マラソンに向けてトレーニング開始だ。

夕方からは、来週に迫った市のソフトボール大会の為の練習。
今年から、市営グラウンドを借りられるように成ったので、思いっきり練習が出来る。
今期初の大会なので、みんな気合が入っていて日が落ちるまでたっぷり汗を流す。
疲れた体には堪えるが楽しー。
今夜は、よく眠れそう。

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