自転車。
2008年5月10日すっきりしない空。
先日から比べると、季節がまわれ右で引き返したような空気の冷たさ。
無意識のうちに、空の気配も解らぬままに駆け出すが、ぼんやりしていた頭の中の靄が晴れてくる頃、雨が顔に当たる。
どうせ汗で濡れるからそのまま走ろうかとも思ったが、治りかけの風邪がぶり返してはと、弱気な言い訳で引き返す。
だが帰り着く頃にはすっかり止んでしまい、遣り切れなさをげた箱に残して時間つぶしの読書。(晴走雨読か?)
元に戻ったガソリン代をけちる訳でも無いが、通勤の為に自転車に跨る。
ささくれ立った心を見るのが嫌で、鏡を見ずに剃った剃り痕が風に沁みる。
会社までは、呑気に口笛を2曲吹いてしまえば着いてしまう距離だが、愚図の、のんびり者は、慌てて車で飛んで行く羽目に成る。
走るにしても、漕ぐにしても、足を動かして前に進むと前向きな気持ちに成る。
顔を上げれない最近は、意識して足で前に進む事にしている。
小さい頃から、チャリであちこちふらついて居た。
知らない所にも、地図を見ながら出かけて行った。
そうやって、自分の世界を広げて行った。
高校時代の夏は、寝袋をくくり付け北の大地を走った。
世界に果てなど無いと思っていた。
何処にでも行けると思っていた。
それからしばらくして、漕いでも漕いでも何処にも行けないと気付いた。
ただ同じ所をくるくる回っているだけだと・・・。
解ってしまった今でも、固く目を瞑って漕ぎ続けている。
まるで回転木馬の様に。
先日から比べると、季節がまわれ右で引き返したような空気の冷たさ。
無意識のうちに、空の気配も解らぬままに駆け出すが、ぼんやりしていた頭の中の靄が晴れてくる頃、雨が顔に当たる。
どうせ汗で濡れるからそのまま走ろうかとも思ったが、治りかけの風邪がぶり返してはと、弱気な言い訳で引き返す。
だが帰り着く頃にはすっかり止んでしまい、遣り切れなさをげた箱に残して時間つぶしの読書。(晴走雨読か?)
元に戻ったガソリン代をけちる訳でも無いが、通勤の為に自転車に跨る。
ささくれ立った心を見るのが嫌で、鏡を見ずに剃った剃り痕が風に沁みる。
会社までは、呑気に口笛を2曲吹いてしまえば着いてしまう距離だが、愚図の、のんびり者は、慌てて車で飛んで行く羽目に成る。
走るにしても、漕ぐにしても、足を動かして前に進むと前向きな気持ちに成る。
顔を上げれない最近は、意識して足で前に進む事にしている。
小さい頃から、チャリであちこちふらついて居た。
知らない所にも、地図を見ながら出かけて行った。
そうやって、自分の世界を広げて行った。
高校時代の夏は、寝袋をくくり付け北の大地を走った。
世界に果てなど無いと思っていた。
何処にでも行けると思っていた。
それからしばらくして、漕いでも漕いでも何処にも行けないと気付いた。
ただ同じ所をくるくる回っているだけだと・・・。
解ってしまった今でも、固く目を瞑って漕ぎ続けている。
まるで回転木馬の様に。
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