かもめは何処に飛び去った。
寝ぼけて本棚に体当たりしたら 危ういバランスで納まっていた文庫本が崩れ落ちて来た。

元に戻すのも面倒で しばらくほったらかしにしていた。
いい加減にに片付けなきゃと思い手をつける。

てっきり無くしたもんだと思っていた「かもめのジョナサン」が出て来た。

若いころは正にバイブルの様に持ち歩き 何度も読み返し すっかりボロボロの状態。

ストイックに飛ぶとゆう事を求め探究し続けたジョナサンに あの頃の俺は何を求めたのだろう。

改めて読み返しても そこに何も感じない俺が居る。

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