創る

2007年7月31日 趣味 コメント (3)
創る
物を作るのが好きだ。 

高校生の頃は 陶芸に夢中になり土こねから焼き(窯入れから火の温度管理)まで全ての工程を任せてもらっていた。

美術の担任が 美大を出て陶芸の職人をやっていたとゆう変わった経歴の方で 結構好き勝手にやらせてもらい次第に美術の授業だけでは物足らず部活をさぼり美術室に入り浸るようになった。

 
担任からは 技術的なことは教えてもらった記憶はない。もちろん基本的な事は教えてくれていたのだろうが ほとんど自己流で 教官室にある技術書やら陶芸雑誌「炎芸術」(高校生の小遣いではとても買えなかった)など読みあさりデザインやら釉薬の掛け方 焼きの温度管理など工夫しながら作っていた。

そんな好き勝手にしているオイラを 担任はだまって見ていたが
作り貯めた 物 を渡り廊下に並べ定期的に展覧会のような事をしてくれた。

卒業後 彼に会う機会が有り「先生は あの頃 なんでオイラに何も教えてくれなかったんですか?」と尋ねた事が有る。
彼は「お前は 教えなくても 自分で工夫し研究し悩みながらもやってたじゃえーか。物を創るってのはそうゆうことだ。」とオイラの顔を見ずに言った。
その横顔に 彼の信念やら果たせなかった無念さなどを感じ よけいに胸に響き心に残った。

今の仕事(型枠大工)も平たく言うと 物作りの仕事だが あの頃の様な楽しみは無い。創造性が無いからだ。
だから 趣味でちょっとした家具などを作ってる時が楽しい。

この雑誌は おおきく言うと住宅雑誌なのだが いろんなヒントが詰まっていて大好きな雑誌だ。

コメント

しえら姉
しえら姉
2007年8月1日10:51

良い先生に恵まれたんですね、羨ましい限りです。
まさしく人生の師、宝と言ってもイイのでは?
私はこの春もう整理されてしまった工作社から「月刊 室内」のバックナンバーを買いあさりましたが、私よりもとんばさんが読むほうが本が生きるような気がします。 しえら姉

とんば
とんば
2007年8月1日20:01

姉さん コメントありがとうございます。

あの当時は変わった先生だなー 位にしか思っていませんでした。
用が有って職員室に行っても そこに居たためしは無く いつも美術教官室で たばこを吸ってました。他の教師方ともあまり付き合いをしてなかったみたいでした。
オイラも あまり話しをした記憶はありません。
しかし 高校時代で一番印象に残るひとでしたね〜。

姉さんは インテリア関係の仕事なのでしょうか?
俺 センス無いんですよ。部屋は散らかり放題だし・・・。

しえら姉
しえら姉
2007年8月1日21:50

いちお、設計会社の取締役(夫は代取)ということにはなってますが...(^-^; 私はもっぱら経理&登記関係のほうばっかでした。
そして新入社員の厚生年金などの手続きのためにタクシーで社会保険事務所へ向かう途中、事故に遭いこの病気に。
以来、会社には行ってません。 体裁を気にする人だから。